会長挨拶

大薗 恵一

第34回近畿小児科学会開催にあたって

                  

この度、令和3年2月28日(日)に大阪国際会議場において開催されます第34回近畿小児科学会を担当させていただくことになりました。本学会は近畿の小児科医が多数参集し、小児医療に関する情報交換を行う学会として発展してきました。近畿の12大学が持ち回りで担当し、私自身は平成20年の第21回の学会以来2度目の担当となります。より有意義な学会になるよう力を尽くしたいと考えておりますので、ご支援の程をお願いいたします。

令和2年(2020年)は、新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなり、多くの学会が中止またはWeb開催となりました。第33回の近畿小児科学会が、準備が整っていたにもかかわらず、直前に開催中止が決定されたことは、記憶に新しいところです。令和2年7-9月には新型コロナの第二波にみまわれ、本学会を開催するためにどうすれば良いか検討してまいりました。その結果、現地開催は可能な状況であっても、3密は避けなければならず、Web配信とのHybrid型の運営を目指すことになりました。本学会は、事務局機能、財政的基盤共に脆弱なため、止むを得ず一般演題募集は中止し、教育講演、シンポジウム形式で開催することとしました。学会の一つの目的である、若い先生の経験を積む場としての一般演題発表が行えず、申し訳なく思っております。ただ、第34回近畿小児科学会が中止にならずに最新の知識を得られる場となるよう、教室員一同、十分に準備を進めて参りますので、ご理解いただければ幸いです。専門医更新のための単位認定も承認されるように、事前の動画撮影なども導入していく予定です。また、事前参加申し込みやWebを通しての視聴など、従来の近畿小児科学会では行われてこなかったような運営となりますが、どうか皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

令和3年4月には、第124回日本小児科学会が京都府立医科大学の細井創教授を会頭として行われます。第34回近畿小児科学会は、日本小児科学会開催につながって行くような内容にしたいと考えておりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

令和2年9月吉日

第34回近畿小児科学会
会長 大薗 恵一
(大阪大学大学院医学系研究科 小児科学)


ご挨拶

謹啓 時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

この度、第34回近畿小児科学会を、2021年2月28日(日)、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)にて開催させていただくこととなりました。

学会は、小児科医が一堂に会する重要な情報交換の場であり、臨床現場に即応できる知識や技術を共有し、臨床研究を活性化させ、新たな知見を発表し、今後の医療・患者に還元することを目的に活動しております。専門性に特化した分科会とは異なり、小児科診療に関わる様々な領域を、総合的に学べる重要な学術集会であります。

今回で34回目を迎える本学会では、テーマを「子どもたちを想い、総合力を磨く」とし、小児科として幅広い知識を身につけ、日常診療に活かせるような学術集会にしたいと考えております。「小児科医は子どもの総合医」という日本小児科学会の基本的な考え方に基づく学会テーマとしております。2020年の本学会は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、残念ながら中止となりました。今年の学術集会は、前回と合わせて2回分の充実した内容となるように、鋭意努力していく所存です。

しかしながら、まだまだ、COVID-19の状況とそれに関する対策は流動的であり、以前の様に学術集会を運営できるかどうか不透明であります。少なくとも密をできるだけ避ける工夫は必要と考えております。

この様な状況ですが、小児医療に貢献しよう、そのためにも学術活動を維持していこうという会員の皆様方の期待に応えられますよう、事務局一同、最善の努力をしてまいります。皆様方の深いご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

謹白

2020年5月吉日

第34回近畿小児科学会
会長 大薗 恵一
(大阪大学大学院医学系研究科 小児科学)